インターネット広告の基本：集客や認知度向上に成功した広告事例をご紹介

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コラム
インターネット広告の基本：集客や認知度向上に成功した広告事例をご紹介

　インターネット広告（WEB広告、ネット広告）とは、インターネット上のサービスやSNSを活用した広告のことを指します。ユーザーのさまざまな行動を数値として可視化することができ、ユーザー分析や把握に非常に効果的であることから、幅広く普及しています。

　2019年には、インターネット広告出稿額が、テレビ広告出稿額をはじめて上回ったことが話題になりました。

（https://www.dentsu.co.jp/news/release/2020/0311-010027.html）

そして2021年にはなんと、マスコミ4媒体（新聞、雑誌、ラジオ、テレビ）の合算値をはじめて上回るという結果（https://dentsu-ho.com/articles/8090）になり、その結果からも、インターネット広告市場がいかに盛り上がっているかがお分かりいただけるかと思います。

今回は、集客や購買に繋がるインターネット広告について、改めて種類別の目的や詳細についてご説明します。

まずはじめに、インターネット広告のメリットには、どんなものがあるでしょうか。

インターネット広告のメリット

まず、インターネット広告のメリットとして、

・情報を届けたいターゲットを絞って配信できるため、予算を効果的に使えること

・設定方法によっては、居住地や年齢、性別、年収など、細かいターゲットの情報を把握することができ、効果測定ができること

・少ない費用から始められること

などが挙げられます。

一般的に、広告を出稿するとなった場合、メディアタイアップや交通広告であれば、数百～数千万円以上、TVCMともなれば数千～数億円かかることもあります。WEB広告であれば、情報を届けたいターゲットに絞って広告を配信することができ、その配信額も少額から細かく設定することが可能です。

続いて、インターネット広告を実施する場合、どの広告を運用するのが良いのか分からない、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

広告配信会社に依頼する場合でも、個人で運用する場合でも、その種類と内容を把握しておくことは非常に重要です。

インターネット広告の種類

インターネット広告には、様々な種類がありますが、今回は、代表的なもの５つを簡単にご紹介します。それぞれ特徴や露出イメージが異なりますので、理解したうえで、目的に対して適切な広告を選択することが重要です。

●リスティング広告

リスティング広告とは、キーワードを設定し、ユーザーがそのキーワードを検索した際に検索結果として広告枠に表示させる広告のことです。「検索連動型広告」とも呼ばれます。

例えば、焼肉店がリスティング広告を実施する場合、業態や場所に応じて、「新宿　焼肉」「焼肉　安い」「焼肉　おすすめ」などのキーワードを設定し、そのワードでインターネット検索をした人の検索結果上部に表示させるという広告です。

●ディスプレイ広告

リスティングは検索結果上位に表示されていたのに対し、ディスプレイ広告では、過去検索した内容に応じ、様々なサイトの広告枠に広告を表示させる手法です。素材形式としては、テキストや画像、動画など様々な形式を選択することができます。「バナー広告」とも呼ばれます。

●アドネットワーク広告

アドネットワーク広告とは、複数のメディアに一括で広告を配信できるネットワークです。表示先としては、GoogleやYahoo!などのサイト、ブログやニュースサイト、メディアなどがあります。これまでは、ひとつひとつの媒体に広告出稿の申請をする必要がありましたが、アドネットワーク広告により、媒体選定の手間がかからないというメリットがあります。また、一環したデータを集められるため、広告効果を分析しやすいというメリットもあります。

●純広告

純広告は、これまで説明した広告と異なり、広告掲載位置を固定で指定して表示させる広告配信方法です。手法としては、テキスト広告、バナー広告、動画広告、記事広告などがあります。表示先や表示相手を条件などで絞るのでなく、「この媒体を見ている人」、「このページを見ている人」、という観点から選択する広告です。

●リターゲティング広告

リターゲティング広告、いわゆるリタゲ広告は、一度自社サイトを訪れたユーザーを、サイト離脱後も追跡する広告のことを指します。

一般的に、サイト訪問者の9割は離脱すると言われています。一方で、サイト訪問回数が2度以上の“リピーター”は、新規訪問者と比較し、圧倒的にCV率が高いといわれています。つまり、リターゲティング広告は、CV率の高い潜在的な可能性を持つ顧客に絞って効果的に配信する方法です。

いかがでしたでしょうか。

広告配信方法は、その時々によって手法を選択することで、より効果的に配信することが可能になります。

その他にも、アフィリエイト広告／ネイティブ広告／SNS広告／メール広告など様々な手法がありますが、そちらに関しては後日【後編】でご説明します。